障害者手帳イコール障害年金をもらえると思っている方が多いと思います。しかし、これらの制度は、それぞれ目的や対象、申請先が異なります。1. 障害年金(申請先:年金事務所)目的: 病気やケガで障害を負った場合に、所得を補償し生活を支える。対象: 加入していた年金制度(国民年金、厚生年金)によって異なる。国民年金: 障害基礎年金厚生年金: 障害厚生年金支給要件:加入要件を満たしていること年齢要件を満たしていること所定の障害等級(1~3級)に該当すること内容: 年金としてお金が支給される。障害等級や納付状況によって金額が異なる。2. 障害者手帳(申請先:お住まいの市区町村)目的: 障害があることを証明し、各種支援やサービスを受けやすくする。対象: 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)のある方認定要件: 障害の種類や程度に応じて、等級(1~6級、1~4級など)が認定される。内容: 手帳の交付、各種割引や助成制度の利用3. 障害福祉サービス(申請先:お住まいの市区町村)目的: 障害のある方が自立した日常生活や社会生活を送れるよう支援する。対象: 障害者手帳を持っている方種類:居宅介護(ヘルパー派遣、訪問入浴など)短期入所(ショートステイ)施設入所就労支援相談支援内容: サービスの利用には、原則として利用料がかかる(所得に応じて負担上限額あり)。簡単に言うと…障害年金: お金で生活を支える障害者手帳: 障害者であることを証明し、様々なサービスを受けやすくする障害福祉サービス: 具体的なサービスを提供し、自立した生活を支援する注意: 制度の利用には、それぞれ申請が必要です。申請方法や必要書類など、詳しくは各自治体や関係機関にお問い合わせください。