社労士として電子申請は頻繁に使用するものです。電子申請は、役所の手続きをインターネットで済ませられる便利なシステムでありますが、使い始めるには「電子証明書」または「GビズID」の取得が必要となります。この度「電子証明書」と「GビズID」を取得したので、その備忘録としてまとめさせていただきました。電子申請のメリット時間や場所を選ばない: 24時間いつでも、どこからでも手続き可能手続きの効率化: 入力の手間が省け、処理スピードが向上ペーパーレス化: 書類の印刷や郵送が不要電子申請の窓口e-Gov(イーガブ): 政府が運営するオンラインサービスで、企業が行う労働社会保険関係の手続きのほとんどに対応。マイナポータル: マイナンバーカードに紐づいた個人向けのオンラインサービス。企業側が行う手続きの種類は限られる。e-Govで電子申請を行うために必要なもの電子証明書・紙の書類における印鑑のような役割を果たし、e-Govの全ての手続きで利用可能。・様々な認証局から取得できますが、取得時に費用(約2万円/5年)も時間もかかる。・社会保険労務士は、「セコムパスポート for G-ID」のみ利用可能。GビズID・法人や個人事業主が行政手続きをオンラインで行うための共通ID。・無料で取得でき、ICカードリーダーも不要。・主に日常的な手続き(入退社の手続きなど)で利用できる。・事業所の新規設置や変更手続きなど、一部の手続きには対応していない。電子証明書 vs GビズID項目電子証明書GビズID手続き範囲e-Govの全ての手続きに対応一部の手続きに対応取得費用有料無料ICカードリーダー必要(カードタイプの場合)不要まとめ電子証明書とGビズIDは、どちらも電子申請をスムーズに行うためのツールです。社会保険労務士として幅広い手続きを行う必要がある場合は、電子証明書が必要です。一般企業で日常的な手続きを行う場合は、GビズIDで十分なケースが多いでしょう。以上、備忘録としてまとめてみました。