2024/6/19

お知らせ

分娩件数とは?

医療機関の調査等でよく分娩件数を聞かれることがあります。
出生件数との比較をするとよくわかるのですが、あくまでも母親を基準にカウントします。一方、出生件数は赤ちゃんを基準にカウントすると考えるとわかりやすくなると思います。

「死産」は妊娠22週0日以降に、赤ちゃんが亡くなった状態で出産になることを指します。
なお、法律上は、妊娠12週0日以降の流産および死産に対して、「死産届」を役所に届け出ることが義務付けられています。
「流産」は妊娠21週6日までの時期に、赤ちゃんが母体の外に出ることを指します。現在は、超音波検査で、赤ちゃんの心臓の動きを確認できますので、赤ちゃんの心臓が止まった後も、しばらく母体の中に留まることがあり、そのような場合は、「稽留(けいりゅう)流産」と呼んでいます。

分娩件数と出生件数の違いは、以下の通りです。

区分

定義

カウント対象

備考

分娩件数

出産(生児出生と死産)を経験した母親の数

生きている赤ちゃん、死産

双子や三つ子などの多胎出産の場合でも、母親は1人と数えます。

出生件数

生きて生まれた赤ちゃんの数

生きている赤ちゃんのみ

死産は含まれません。

具体例

  • ある女性が双子を出産した場合、分娩件数は1件、出生件数は2件となります。

  • ある女性が死産を経験した場合、分娩件数は1件、出生件数は0件となります。

まとめ

分娩件数は出産を経験した母親に着目し、出生件数は生まれてきた赤ちゃんに着目した指標です。それぞれ異なる視点から人口動態を把握するために用いられます。