2025/8/22

お知らせ

「年金 いくらもらえる?」を徹底解説!あなたの受給額を3分で簡単シミュレーション  

「将来、年金だけで生活できるのかな…」

「そもそも、自分がいくら年金をもらえるのか全く見当がつかない…」

多くの方が、こんな漠然とした不安を抱えているのではないでしょうか。年金の仕組みは複雑で、考えるだけで頭が痛くなってしまいますよね。

でも、ご安心ください!この記事では、そんな年金の「いくらもらえるの?」という疑問に焦点を当て、誰でも簡単にわかるように解説します。簡単なシミュレーションも用意したので、ぜひご自身の将来像をイメージしながら読んでみてください。


年金のキホン:日本の年金は「2階建て」です

まず、日本の公的年金制度が「2階建て」の構造になっていることを理解しましょう。

  • 1階部分:国民年金(基礎年金)
    日本に住む20歳から60歳までのすべての人が加入する、年金制度の土台部分です。自営業者、フリーランス、学生、無職の方などが対象です。

  • 2階部分:厚生年金
    会社員や公務員が加入する年金です。1階の国民年金に「上乗せ」される形で支給されます。保険料は毎月のお給料から天引きされています。

つまり、自営業者やフリーランスは「1階部分のみ」、会社員や公務員は「1階+2階」の年金を受け取ることになります。図にある3階部分については任意加入となっていますので、今回は公的年金である1階+2階部分のお話とさせていただきます。


あなたの年金額を左右する3つの重要ポイント


将来受け取る年金額は、主に以下の3つのポイントで決まります。

  1. 加入期間:保険料を何年間納めたか
    これが最も重要です。特に国民年金は、保険料を納めた期間が長ければ長いほど、もらえる金額が増えます。未納期間があると、その分だけ年金額は減ってしまいます。

  2. 年収:現役時代の収入はどのくらいだったか
    これは2階部分の「厚生年金」に関わるポイントです。原則として、現役時代の収入(正確には標準報酬月く額)が高く、納めた保険料が多いほど、将来の厚生年金額も多くなります。

  3. 生まれ年:制度改正などの影響
    年金制度はこれまで何度も改正されてきました。そのため、生まれ年によって計算式が少しずつ異なります。ただし、影響は限定的なので、まずは「加入期間」と「年収」の2つが基本だと覚えておきましょう。


【簡単シミュレーション】あなたの年金額を計算してみましょう!

それでは、実際にあなたがいくらもらえるのか、簡単な計算でシミュレーションしてみましょう。

① 国民年金(基礎年金)の計算方法

20歳から60歳までの40年間(480ヶ月)、保険料をすべて納めた場合、満額の老齢基礎年金が受け取れます。

【計算式(年額)】

満額(約80万円※)× (保険料を納めた月数 ÷ 480ヶ月)

※令和7年度(2025年度)の満額は約80万円と想定。金額は毎年改定されます。

例えば、納付期間が30年(360ヶ月)の方なら、

約80万円 × (360ヶ月 ÷ 480ヶ月) = 約60万円(年額) となります。

② 厚生年金の計算方法(超カンタンな目安)

厚生年金の金額は、現役時代の収入に応じて決まります。ここで非常に重要なポイントは、計算の元になるのが銀行に振り込まれる「手取り額」ではなく、税金や社会保険料が引かれる前の「総支給額(額面)」であるという点です。

毎月の厚生年金保険料や将来の年金額は、この「総支給額」を元に算出される「標準報酬月額」という指標で決まります。「標準報酬月額」とは、基本給に残業代や通勤手当などを含めた月収を、キリの良い幅で区分した等級のことです。

【給与明細のどこを見ればいい?】

ご自身の給与明細の「総支給額」という欄を見てください。その金額が「標準報酬月額」の目安になります。ボーナス(賞与)も「標準賞与額」として年金額の計算に含まれます。

【計算式(年額)の目安】

(現役時代の平均年収(額面) ÷ 1000) × 5.481 × 厚生年金の加入年数

それでは、給与明細の「総支給額」と「ボーナス」を合わせた額面年収をイメージして計算してみましょう。

例えば、大学卒業後の22歳から60歳定年まで38年間、平均年収500万円(額面)で会社員だった方なら、

(5,000,000円 ÷ 1000) × 5.481 × 38年 = 約104万円(年額) となります。

この方の年金合計額は、①国民年金(満額と仮定)+②厚生年金で、

約80万円 + 約104万円 = 約184万円(年額) が一つの目安となります。


【番外編】年金はMAXでいくらもらえるの?

「じゃあ、理論上もらえる年金の最高額って一体いくらなんだろう?」と気になった方もいるかもしれませんね。

  • 国民年金(基礎年金)の最高額
    これはシンプルで、40年間保険料をすべて納めた場合の満額です。年額約80万円が上限となります。

  • 厚生年金の最高額
    こちらは、標準報酬月額の上限である65万円(年収換算で約1,200万円超に相当)で、加入可能な最長期間(例えば18歳から70歳まで)保険料を払い続けた場合となります。非常にレアなケースですが、その場合の厚生年金額は年額で200万円を超える計算になります。

つまり、国民年金と厚生年金を合わせた理論上の最高額は、年間で約280万円~300万円が一つの目安と言えるでしょう。ただし、これはあくまで上限の収入で長期間加入し続けた場合の数字です。


【最重要】これからは「マイナポータル」での確認が最強・最短です!

上記のシミュレーションは、あくまでざっくりとした目安です。ご自身の正確な金額を知るために、これまでは年に一度の「ねんきん定期便」や、別途登録が必要な「ねんきんネット」が主流でした。

しかし、今は「マイナポータル」から確認するのが最も便利で確実です!

マイナンバーカードをお持ちの方なら、スマートフォン一つでいつでもどこでも、ご自身の最新の年金情報を確認できます。

【マイナポータルのここがスゴい!】

  • 登録がカンタン: 「ねんきんネット」のIDやパスワードがなくても、マイナンバーカードがあればすぐに連携・利用開始できます。

  • 情報が最新: 郵送の「ねんきん定期便」よりも新しい、直近の加入記録まで反映されています。

  • 将来の見込額も詳細にシミュレーション: 「70歳まで働いたら?」「繰下げ受給したら?」など、様々な働き方のパターンに応じた将来の年金見込額を、グラフ付きで分かりやすくシミュレーションできます。

紙の「ねんきん定期便」を待つ必要はもうありません。これからの年金確認は「マイナポータル」が新常識。ぜひこの機会にアクセスして、ご自身の正確な年金情報を確かめてみてください。


もっと詳しく知りたい、相談したい場合は?

  • 年金事務所
    全国にある年金の専門窓口です。予約をすれば、自分の年金記録を見ながら無料で詳しい相談に乗ってもらえます。

  • 専門家(社会保険労務士など)
    「働き方と年金の関係」や「より有利な受け取り方」など、複雑なケースについて専門的なアドバイスが欲しい場合に頼りになります。


まとめ:まずは「自分の数字」を知ることから始めましょう

今回は、年金がいくらもらえるのかをテーマに解説しました。

大切なのは、複雑な制度をすべて完璧に理解することではありません。まずは「マイナポータル」にアクセスして、ご自身の見込額という「リアルな数字」を把握することです。

その数字が、あなたの将来のライフプランや資産形成を考える上での、最も重要なスタートラインになります。ぜひこの機会に、ご自身の年金額を確認し、豊かな老後に向けた第一歩を踏み出しましょう。